巨石遺跡とパワースポット UK
ここでは、イギリスのパワースポット、有名なストーンヘンジ、アフィントン、グラストンベリーについて紹介します。
1.ストーンヘンジ Stonehenge
ロンドンから西に約200キロのイギリス南部、ソールスベリから北西に13キロの平野に忽然と現れる環状列石遺跡。
古代の天文台」、「太陽崇拝の祭祀場」とか「ドルイドの儀式を行う場所」など、様々な説が伝えられていて、いまだに 、結論は出ていない。
- 天文学者、ホーキンスの観測では、「古代の天文台」。
1961年6月ストーンヘンジで観測を行い、夏至の日の朝日がヒールストンから昇り始め、中心部の祭壇石へ向う事が確認された。 - ボーンマス大学の考古学者の発掘調査による「太陽崇拝の祭祀場」又は「ヒーリングの場所」説。
- ストーンヘンジ周辺に埋葬された遺体の多くに外傷や奇形の兆候が見られたことから、癒しを求める人々の巡礼の地だった可能性があると発表されている。
- ドルイドの神殿説は、間違いであるとされていても、ストーンヘンジがスピリチュアルな場所であり、ドルイドのパワーといわれている、「予知能力」や「磁気的な力」がパワーアップして、病気を癒すためのエネルギーをチャージできるヒーリング・スポットとして信じられている。
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2. グラストンベリー Grastonbury
グラストンベリーは、アーサー王伝説の地、アヴァロンと信じられている。
- ストーンヘンジのあるソールスベリー平野、グラストンベリーからセント・マイケルズ・マウントは、M&Mラインといわれ、パワースポットが並んでおり、このラインの延長にあるモン・サン・ミッシェルまでは、UFOが飛来するコースといわれ、目撃報告が多い。
グラストンべリー・トア
グラストンベリー郊外にそびえる、トア(船をひっくり返したような小高い丘)で、異界への入口があると信じられている。
- トアの頂上には、14世紀に建造されたセント・ミカエル(=マイケル/ミッシェル)の塔があり、塔の周りには、らせん状に道のような段差が見られる。
- グラストンベリーは、セント・マイケルズ・レイライン上に位置し、イギリスの数多いパワースポットの中でも、最も多くの人に注目され、パワフルで、スピリチュアルな聖地の一つ。
チャリスの井戸
- グラストンベリーにある、チャリスの井戸は、
アリマタヤのヨセフがキリストの磔刑後、聖杯をここへ運び投げ入れたという伝説もあり、スピリチュアルな場所として訪れる人が多い。
- キリストは、少年期、ヨセフとともにこの地を訪れた事があり、ドルイドの霊的な修行をしたとの説もある。
- チャリスの井戸の近くでインスピレーションを得たジョンレノンは、「イマジン」を作曲したと言われている。
3. アフィントン Uffington
イギリス、オックスフォードシャーのアフィントンには、紀元前からの遺跡が点在しています。有名な「白馬」の地上絵の周辺には、伝説に彩られた場所があります。
ドラゴンヒル(1) 地上絵「白馬」(2)
マンガ― (3) アフィントン城跡(4)
3-1 ドラゴン・ヒル
- ドラゴン・ヒルは、白亜地質の円形の丘で
、「白馬」の西に位置し、その名前は聖ジョージが竜を倒したという伝説に由来。
- 伝説によると、頂上の白い地点は、殺害されたドラゴンの血が飛び散った跡で、そこには永久に草が生えないと言い伝えられている。
3-2 地上絵「白馬」
- アフィントンの「白馬」は、英国の地上絵の中では、最も古いとされ、3000年遡る、青銅器時代後期のものとされる。
- 白馬の地上絵の全景は空中から見るのが最適で、目的はミステリーとされ、古代の神へのメッセージか、土地の所有を表すものとも言われている。
3-3 マンガ―
- 白馬」に近い傾斜の急な斜面は、「マンガー」(=飼い葉桶、馬草桶の意味)と言われ、この場所に続く、特殊な地形の谷はその形から「巨人の階段」という名前が付いている。
- 見晴らしのよいマンガーには、月明かりの夜に「白馬」が食餌に来るという伝説がある。
3-4 アフィントン城跡
- 鉄器時代の砦、アフィントン城は、高さ262mの円形の丘の上にあり、このあたりでは最も高い位置にある。
- 土手と溝で囲まれた、約3ヘクタールの場所で、西側のエントランスはオリジナルで保存状態がいい。